メディアの普及はコミュ力低下の一因なのか


コミュニケーション【communication】


社会生活を営む人間が互いに意思や感情、思考を伝達し合うこと。言語・文字・身振りなどを媒介として行われる。「―をもつ」「―の欠如」(引用)




「コミュニケーション能力の必要性」は学生時代から耳にタコができるほど説かれてきましたが、当時はうるさく思っていたその台本のようなセリフもいざ社会に出てみるとやはりコミュニケーション能力は大いに必要だなと感じているこの頃です。




私は決してそのいわゆるコミュ力というものが昔から高い方とは言えず、その能力の欠如をこれまたいわゆる「引き出しの多さ」でカバーしようと自分なりの努力をしたことがあるという話は過去のブログにて書かせていただきました。




このコミュ力ですが表題のようにメディアの普及によりメディアを通じての交流が増え、結果として対人コミュニケーションが希薄になり、現代の若者を中心に対人コミュニケーションの低下に繋がっているというトンデモ理論を耳にしました。




メディア上のみで成立するような関係性は確かに増えていますが、だからと言ってそうした対人関係ははたして「希薄」なのでしょうか。




メディアが普及する前から対人コミュニケーションが苦手な人は一定数いた訳で必ずしもメディアの普及が原因とは断言できません。



そういう人達にとってはLINEやSNSで繋がった人達と交流を持つことによりメディア上の友人や知り合いが増え、むしろそれまでできなかった親しい関係がメディアのおかげで作ることができたということになる訳でこれは対人関係の向上と解釈ができるのではないかと思います。




つまりメディア上の友人はその人の対人関係を豊かにすることもあると考えるわけです。







かく言う私にはメディア上の友人は1人もおりませんが…