「甘え」「わがまま」「甘やかし」?




フリーター」とは


「15~34歳の男性又は未婚の女性(学生を除く)で、パート・アルバイトして働く者又はこれを希望する者」のこと(引用)




現在日本のフリーターの数は約182万人と言われており、平成15年には217万人にも昇ったその数は減少と増加を繰り返し、今の数に至っています。


私達はフリーターと聞いてどのようなイメージを持つのでしょうか。
フリーターへのイメージ調査によると「親の甘やかし」「本人の甘え」「わがまま」など厳しい意見が並びます。



ここで言いたいのは一口にフリーターといっても様々なタイプがあるということ。



「やむをえず型」
「夢追求型」
「モラトリアム型」
の3つタイプに大きく分けられます。




この中で注目するのが「夢追求型」のフリーター

バンドや演劇などやりたいことがあり、正社員での就職とは違った道を選んだ人たちです。



彼らは「若いうちは一つの仕事に留まらず多くの経験をしたい」「自分に合わない仕事はしたくない」という気持ちが強く、この意見を聞くと上記の「わがまま」であると思われるのもしょうがない気がします。



前々から多くの若者にとって職業は収入を得るための手段でありその考えは現在も変わりはありませんが、職業というのはそれだけではないはずです。



若者にとって望まない職に就くのは苦渋の選択であり、そして「夢追求型」のフリーターは自分が「自分らしく」あるために一つの職にこだわり続けています。



それは世間の目からは「甘え」「わがまま」と捉えられてしまうかもしれませんがこの世知辛い社会で自分らしく生きることを突き詰める若者を否定する権利は私達にはないのかもしれないと思った次第です。




あくまで「夢追求型」フリーターの話です。