『自由論』
自由とは一体何をもって自由だと言えるのでしょうか。
J.S.ミルという人物は簡単に言うと著書『自由論』の中で「他人に迷惑をかけなければ何をしてもその人の自由」という論を展開しました。
このように明言されると例えば「異なる価値観」や「異なる意見」を持つことは、その人の自由であり、特別誰にも迷惑をかけていないので許される行為であることがわかります。
まるで「異なる価値観」や「異なる意見」を持つことを否定しているようなニュアンスになってしまいましたがそうではなく、もし自分には理解のし難いような考え方を持つ人がいたとしてもその人の自由だからということで寛容になれる気がします。
現代社会ではまだまだ少数派の意見や「小さな」声が尊重されているとは言えません。
『自由論』で言われているような「自由」の捉え方がもし周知されるのならば不毛な争いも格段に減るのにと思わずにはいられません。
友人「このファッションは攻め過ぎたかな」
いいんです。自由です。