味のようなもの

老舗の食堂でアルバイトをしている

観光地付近ということもあり日本だけでなく海外からの客も多い
それはもう色々な人がいる

注文を聞きに行くのだが
たまに困ったことが起こる

客が何を言っているのかわからないことがある

海外からの客ならまだわかりやすい
言葉は違っても
指差しとか、ジェスチャーとか
頼むものもある程度決まってるし

困ったのは滑舌の悪い人や声が小さい人、かなり早口な人

頑張って聞こうとするがなかなか難しい

この前はおっちゃんの注文を3回聞き直したら怒られた

お互いにいい気持ちではないから
店にタッチパネルを導入してみてはどうだろうか

いやでも直接のやりとりが老舗食堂のいいところでもあるし
いきなり近代機器を取り入れると
店の味のようなものが無くなるかもしれん
常連さんもビックリすると思う

結局は自分がなんとかして聞き取ればいいという結論

この食堂ちなみに味はいい