若者文化のガラパゴス化
文化とはある時代や地域に生活する人々の言わば「生の痕跡」です。
着るもの、食べるもの、芸術や思想、言葉に至るまでそれらはその社会に生活する人々に密着し蓄積されていくものです。
旅行などで多くの観光地を巡っているとその土地の若者の文化が気になってしょうがありません。
地方に行くと若者の文化は独自の発展をしており、着目してみると非常に興味深いものです。
特に中高生が通学に使用する自転車に注目するとその自転車における若者文化の違いが顕著に表れていることがわかります。
ある地域ではカラフルなママチャリが流行していたり、ある地域ではサドルがかなり低くされていたり、ハンドルが変形されていたり。
この地方でよく見られる独自の若者文化を見るとガラパゴス諸島を彷彿とさせます。
ガラパゴス諸島では大陸から隔絶された環境で生物が生き残るために独自の進化を遂げました。
私はこの地方における若者文化の独自の発展を「若者文化のガラパゴス化」と呼ぶこととします。
ちなみに私の故郷では中学生の時に自転車の荷台を上に持ち上げ、二人乗りをしやすくさせることが流行っていました。
思い返すとなぜあんなことが流行っていたのかと疑問に思いますが…
当然ですが二人乗りは法律で禁止されています。