昔は良かったその3

"昔は良かった"


年配の方が時折口にされているこの言葉
何をもってして昔は良かったと思っているのでしょうか
今回は「学生の質」という面から考えてみたいと思います


今と昔の学生ってどっちが多く勉強していたの?


現代の学生は勉強していない、遊び呆けているというイメージがあるという方も多くいるのではないでしょうか


特に半世紀前の学生は進学率は2割ということでまさにエリートという意識が強く、そのギャップが今の学生は勉強していないという誤ったイメージを強めているのかもしれません


というのも進学率2割という狭き門をクリアした半世紀前の学生の方がもしかすると試験勉強はしていたのかもしれませんが勉強は何も試験勉強だけではありません

一口に勉強と言っても色々あるわけです。

資格取得の為の勉強や、就職の為の勉強ならば今の学生の方が圧倒的にしていると私は思うわけです。


つまり一概に今の学生の質は〜昔の学生は〜と比較できるものではないということです


取り巻く社会も全く違いますしね


「今の若者は」と言われてしまうのはもはや通過儀礼と言っても過言ではないと思いますが時代が流れ社会がガラリと変わってしまった今と昔を比較することは到底できないのです


だからこそ「昔は良かった」という言葉がつい出てしまうのでしょうか
それを聞かされる側である我々若者ももっと先輩方に対して寛容になるべきなのかもしれません