昔は良かったその1
"昔は良かった"
年配の方が時折口にされているこの言葉
何をもってして昔は良かったと思っているのでしょうか
「横の繋がり」の面から考えてみることにします
この"良かった"と表現される時代は50、60年代の高度成長期でしょうか
大阪万博が行われた70年代でしょうか
80年代後半から90年代前半にかけて起こったバブル景気の時代でしょうか
年配の方のお話のニュアンスを感じ取る限りでは出来事や時代背景というよりもご近所付き合いや思いやりなどの横の繋がりに対する強い想い入れが感じられ、現代における「横の繋がり」の希薄さに疑問を感じておられるように思います
確かにマンションの隣の部屋にどんな人が住んでいるかすら分からない時代ですし隣近所の人と深い交流を経験したことのある人たちにとって今の時代は少し閉塞感のある時代なのかもしれません
美化された典型的でイメージしやすい例を挙げるとすると「ALWAYS三丁目の夕日」の世界でしょうか
あの世界観をイメージしているとするといわゆる"良い時代"に変換されるのかもしれません
戦後から約20年で奇跡的なスピードで復興を果たし、起こること全てが新しく、オリンピックや万博に盛り上がり、そして未来への希望に満ち、それに加えて横の繋がりが強く一体感があった
そんな時代が本当に存在したのなら経験してみたいと思う平成生まれさとり世代